鄧研究室

「制御×AI」で対象を理解し意のままに操る

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制御工学とは、対象となるモノをある目標に向けて自在に操ることを目的とした学問です。エアコンによる室温の制御や自動車の速度制御、工場の安定した運転など、様々な場面で目的に応じた制御が行われています。様々な機器や設備が正確に、そして安全に動いているのはそれらが「制御」されているからなのです。

本研究室では制御工学にAI(人工知能)の一つである機械学習の手法を融合させ、より良い制御手法を確立し様々な問題を解決することを目的としています。例えば、化学工場では小さな故障が大きな事故につながる可能性があります。工場の安全な運転には、素早い故障の検知が不可欠です。本研究室ではこの課題の解決策として、機械学習を使っていち早く故障を自動で検知する「故障検知」を行う研究を行っています。
さらに、故障検知に留まらず故障した後の安定した運用を目的とした「故障耐性制御」の領域についての研究も進めています。

実験対象となる実験装置が多くあるのも本研究室の特徴です。

柔軟に動作するソフトアクチュエータや無線送電システム、化学プラントを模したタンクシステムなど、多種多様な機器を通してより効果的な制御手法の研究を行っています。

制御技術に多様なAIの技術を加えることで、制御という分野で新たな研究領域を開拓していきます。

大規模産業用のDCS(distributed control system)装置を用い、統合化学プラントを模したタンクシステム

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AI技術を導入した3次元湾曲ソフトアクチュエータシステム

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非線形制御工学に基づく無線送電システムの効率向上

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