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「京」や「富岳」など、国産のスーパーコンピュータ(超並列計算機)が世界一の性能を達成しているように、スーパーコンピュータに関する日本の研究能力は世界トップレベルです。スーパーコンピュータでは、非常に多くの計算機をリンクでつないで、ネットワーク(相互結合網)を構成し、計算機がお互いに連絡を取りながら、計算を進めていきます。ネットワークでつなぐ計算機の数は、大きなスーパーコンピュータだと1,000万台にもなるため、効率の良いつなぎ方(トポロジ)や連絡の取り方(ルーティング)を考える必要があります。
本研究室では、スーバーコンピュータの能力を引き出すネットワークについて研究しています。また、多くの計算機をつなぐと、ほとんどの場合、故障した計算機やリンクが存在します。そのような状況でも大きく性能を落とさずに計算を実施できるように設計する必要があるため、そのようなネットワークやルーティングについても研究しています。