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ナノテクノロジーを駆使して光や熱を自在に制御し、より高効率な太陽電池や熱電変換デバイスの実現を目指しています。
エネルギー問題は、地球環境を守り、持続可能な社会を構築するにあたり重要な課題です。太陽電池などのエネルギーデバイスは、一部では普及していますが現在の発電効率は不十分で、電池のさらなる高効率化は喫緊の課題です。
久保研究室では、光や熱を自在に操ることのできる新規人工材料メタマテリアルをエネルギーデバイスに適用します。メタマテリアルはナノサイズのレンズのように光を集光し、増強された光を作り出します。この現象は太陽電池の光吸収を高めるため、電池の高効率化が実現すると期待できます。加えてこの技術は、ナノ領域の熱の吸収・伝搬・放出を制御することも可能とし、将来、低エネルギー消費半導体チップの実現を可能にします。