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今や無くては世の中が成り立たないほど、あらゆる局面でコンピュータが活用されています。
そのコンピュータを作り上げるには、PCやスマートフォン、ゲーム機、さらには様々な家電に内蔵されているチップと呼ばれるLSI素子が重要な役割を果たし、その設計手法について研究が進められています。
LSIを大量生産できるように設計・実装するには数億円の費用がかかり、その設計に1つでもミスがあると膨大な損失をもたらします。
そこで、最近では設計内容を書き換えることができるFPGA(Field Programmable Gate Array)と呼ばれる素子を用い、ミスが無くなるまで何度も設計のし直しができます。そのFPGAを、目的に合わせて内部を設計・実装し、様々な応用に活用する計算手法がリコンフィギャラブル(Reconfigurable:再構成可能)コンピューティングと呼ばれるものです。
中條研究室では、計算機システムを中心に、新たなプロセッサ(CPU)アーキテクチャを考案し、FPGAを用いて設計して実際に動作させ、さらにはそのチップを農業や酪農などの実世界の現場で活用するようなIoTシステムの研究を推進しています。