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人体内部を撮影したCT像やMR像などは、病気の発見や治療に欠かせない医用画像です。病院では、大量の医用画像が日々撮影され、診断や治療に利用されています。
本研究室では、医療の現場で撮影される2次元や3次元の医用画像を人工知能を使って解析し、画像に含まれる重要な情報を抽出して医師に提示する、コンピュータ支援診断システムを開発しています。例えば、人体の体幹部を撮影した3次元のCT像には、がんなどの重要な疾患が写っていることがあります。その疾患を検出するためには、数百枚のスライス像を詳細に診る必要があり、医師への負担の増加が深刻な問題になっています。人工知能を使って異常が疑われる部位を画像から検出し、医師の診断を支援することで、負担は大きく低減します。また、将来は、人工知能の発展により、見落としの防止なども期待されます。
本研究室では、様々な医用画像の解析に人工知能を応用した、次世代の画像診断を実現するための研究を進めています。